【『安全配慮義務』とは】
安全配慮義務という言葉は皆さんご存じかと思います。しかし「安全配慮義務について具...
コラム
現場でよくある事故事例、今回は感電にまつわる事例をご紹介します。
工事中、高所作業車に電気ケーブルが触れて、搭乗者が感電してしまった事例です。
通常停電状態で行う作業が、通電状態で行われてしまい、検電やテーピングなどの対策も実施されなかったために、感電してしまいました。
まず大前提として、通電状態での作業はNGです。機器の主電源を切り、ブレーカーを落とすなど、確実に電気が止まっている状態にしてから作業に取り掛かります。
いかなる場合でも、通電状態での作業は行なってはいけません。実際に作業をする前に、必ず検電します。
検電は、検電器をケーブルの側面に設置させる方法が一般的です。安全な絶縁部で検電することがポイントです。電圧その他の状況によっては「プラグを挿した瞬間に、火花が散って感電」というケースもありますから、必ず絶縁部で検電をします。
さらに、今回のようにケーブルの切断面がある場合は、絶縁素材でのテーピングを行い、万が一、通電した際の対策が必要です。
このように、感電事故は一瞬のミスで複数人の死亡事故につながることもあるため、二重三重の対策が必要です。
今回のケースでは停電状態と勘違いした→検電作業を省略した→テーピングがなく露出したケーブルで感電と、複数の対策がどれも実施されず、手順を逸脱したために大事故となっています。そのため、全ての対策を徹底することが重要です。